レンアイ 遊興
……え?
「あ、別に覚えてないならいいんだけどさ」
少し慌てたそぶりを見せる空。
「…やっぱりだめだな」
そう言って私の方へ顔だけ向けて
「ごめん」
「…え?」
謝った空。
「いくら酔ってたからって、やっぱりあれはまずかったよね」
はー、と頭を抱えて、横に向き直った空。
…えっ、それって
「もしかして…」
「あぁ、背中の外れてたでしょ。ごめんな」
切なく笑う空。
え、えっ、えぇっ。
じゃあやっぱり、夢は本当だったの!?