レンアイ 遊興




……え?


「あ、別に覚えてないならいいんだけどさ」


少し慌てたそぶりを見せる空。


「…やっぱりだめだな」


そう言って私の方へ顔だけ向けて


「ごめん」


「…え?」


謝った空。


「いくら酔ってたからって、やっぱりあれはまずかったよね」


はー、と頭を抱えて、横に向き直った空。


…えっ、それって


「もしかして…」


「あぁ、背中の外れてたでしょ。ごめんな」


切なく笑う空。


え、えっ、えぇっ。


じゃあやっぱり、夢は本当だったの!?




< 345 / 412 >

この作品をシェア

pagetop