レンアイ 遊興
「電話がなかったら、マジでしてたかも」
私から目線を外して言ったその言葉に首を傾げる。
「電話…?」
「敏史からの。外した後に電話きて、我に返ってさ。
やばいとか思ったら、つくし寝てるし」
「そ…なんだ」
「そのままここいたらどうにかしそうだったから、カーテン閉めてそっちにいた」
「そっ…か」
じゃあ私、あのまま進んでなかったんだ。
よ、よかったよぉ。
内心ほっと安心した私。
「ねぇ、つくし」
「ん?」
空が私の顎を少し上げた。
「…続きしよっか」