レンアイ 遊興
………へ?
「な…なななな」
「そんな可愛い顔して潤んだ瞳で見られたら…ねぇ?」
誘われてるとしか思えない。
そう言ってニヤリと不適な笑みを見せる男子。
ニヤリというかニタリの方が表現的に正しいその男子は、ゆっくりと距離を近付けてくる。
「や、やめっ」
抵抗しようにも両手首を頭の上で抑えられてしまっているため、無に近い。
むしろ抵抗すればするほど体にかかる圧力は大きくなるばかりで。
「ふっ、最初からそうすればいいんだよ」
抵抗をしなくなった私にその男子は気持ち悪い笑顔を見せると
静かに私の胸に手を置いた。