レンアイ 遊興
多分朱音もそれを気にしているんだろう。
「とりあえず…ネックレスがなんか誤解の元なんだろ?」
あきの言葉に頷く。
「宝石店に女子と入ってお店出てきてからネックレスを付けてあげたとか」
オレが言うと敏史は言った。
「あぁ、そうだけど…」
敏史は頭を気怠くかくと、ぽつりと話しはじめた。
「ほら、もうすぐクリスマスだろ?それでプレゼントしたくてよぉ」
いつのまにかかしこまる敏史をオレとあきは何も言わずに話を聞く。
「宝石好きなのは知ってたから、ネックレスにしようと思ったんだけど…
いまいちよくわかんなくて」