レンアイ 遊興
声を揃えて言う男達。
「へぇ、そうなんだ」
そう言って男達に歩み寄る。
「いや…それは」
言い訳しようったってもう遅い。
今のオレは自分でも止められないほどで。
「汚ねぇ手で触んじゃねぇよ!」
気付けば男5、6人くらい普通に転がっていて。
それでもまだ殴り足りないオレはどうかしてる。
けれど、転がった男達の中から出てきたつくしちゃんを見ると、さっきまでの怒りが驚くほどおさまってきて。
「平気?」
なんて手を差し延べた時には、いつものオレに戻っていた。