レンアイ 遊興
気持ちは
◇…つくしのそばに
なに…これ。
学校に行くにつれて多くなる視線。
私のことみんな見てる。
なになに?なんだろう…。ちょっと怖いよぉ。
「おは…」
「つくしーーっ!!」
教室のドアを開けた瞬間に飛んできた朱音にびっくりして目が点になる。
「あんた、あれだけ言ったのに声かけられたんだってね?
全く…、だから言ったのよ。私がいなかったら、可愛いか弱い子猫ちゃんが一匹で歩いてるもんなんだから。男達にとってはそれはそれはいい獲物よ。
しかも逃げなかったなんて。本当ありえない。ったく、つくしは鈍感すぎんのよ。少しはアンテナ張りなさいよ」
凄い勢いで言ってくる朱音。
言ってる事がよくわからないよぉ。