初恋
友達なんて…

友情なんて…



「所詮、こんなもんだよね」

つい、口からポロっと出た言葉


アタシが壊した。


アタシがバラバラにした…


元には戻らない…


アタシには家族がいない


だから、結局一人ぼっちなんだよ…



「君…いくら?」


振り向くと知らないおじさんが立っていた



無視してその場を離れようとすると


「上乗せするよ?」


そう言った。


アタシはつい、

「1万円~5万円くらい」


そう言った



「じゃぁ10万円だね」


おじさんはニコニコしながら言った


「あそこのホテルでいい??」


アタシは「そこでもいい」


と、答えた。









もう後には戻れない…


さようなら

アタシの処女…
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