拾ってください!
第一話<大きな犬を拾いました>
ガチャ。え、どゆこと?
いつもと変わらない朝。
いつもと同じように起きた私は
いつものように眠い目をこすりながら玄関を開けて
日課である「郵便受けに入っている新聞を取りに行く」ということをしに行った
・・・・・・のに。
私、成瀬 京(なるせ きょう)の目の前にはいつもと違う景色が広がっていました。
玄関を開けた先、距離にして2メートル。
そこには大きいダンボールに入って体育座りをしている人が。
まるで、捨てられた犬みたい。
そう。あくまで「みたい」
犬じゃないから。人だから。
しかもありえないくらい怖い顔してる。
いままで見たことある顔の中で確実に一番怖い顔だ。
綺麗につりあがった色素の薄い瞳。
深く眉間に刻まれたしわ。
薄い唇にシャープな輪郭。
瞳と同じように色素が薄く、黒っていうより茶色の髪。
襟足のほうには赤の鮮やかなメッシュが入っている。
いつもと同じように起きた私は
いつものように眠い目をこすりながら玄関を開けて
日課である「郵便受けに入っている新聞を取りに行く」ということをしに行った
・・・・・・のに。
私、成瀬 京(なるせ きょう)の目の前にはいつもと違う景色が広がっていました。
玄関を開けた先、距離にして2メートル。
そこには大きいダンボールに入って体育座りをしている人が。
まるで、捨てられた犬みたい。
そう。あくまで「みたい」
犬じゃないから。人だから。
しかもありえないくらい怖い顔してる。
いままで見たことある顔の中で確実に一番怖い顔だ。
綺麗につりあがった色素の薄い瞳。
深く眉間に刻まれたしわ。
薄い唇にシャープな輪郭。
瞳と同じように色素が薄く、黒っていうより茶色の髪。
襟足のほうには赤の鮮やかなメッシュが入っている。