拾ってください!
元凶登場!
そんなこんなで自分の鞄を奪い返すのに失敗した私はおとなしくシロさんの後をついて行った。
私の通学路と同じ道を歩いているということはやっぱり、
「私と同じ高校なんですか?」
私の歩くスピードにあわせて歩いてくれているシロさんは後ろに首をむけて「あぁ。」と言った。
「まぁ、校内で俺を見ることは少ないだろうしな。学年も違うし。」
学年が違う・・・。
同級生にこんな人がいる記憶なんてないなと思っていたけど。
「・・・3年生ですか?」
「あぁ。成瀬は2年だろ?」
だからなんで知ってるんだ、この人は。
謎が多すぎる。
「あのー。それだったら、やっぱり先輩に鞄を持たせるわけには・・・
「絶対にやらん。」
そして密かに行った鞄奪還作戦も一言でバッサリと切り捨てられた。
小さくため息をつき、下を向いていると急に立ち止まったシロさんにぶつかった。
私の通学路と同じ道を歩いているということはやっぱり、
「私と同じ高校なんですか?」
私の歩くスピードにあわせて歩いてくれているシロさんは後ろに首をむけて「あぁ。」と言った。
「まぁ、校内で俺を見ることは少ないだろうしな。学年も違うし。」
学年が違う・・・。
同級生にこんな人がいる記憶なんてないなと思っていたけど。
「・・・3年生ですか?」
「あぁ。成瀬は2年だろ?」
だからなんで知ってるんだ、この人は。
謎が多すぎる。
「あのー。それだったら、やっぱり先輩に鞄を持たせるわけには・・・
「絶対にやらん。」
そして密かに行った鞄奪還作戦も一言でバッサリと切り捨てられた。
小さくため息をつき、下を向いていると急に立ち止まったシロさんにぶつかった。