拾ってください!
空いている席を探す為にキョロキョロしていたチャらいお兄さんは私達のほうに視線を向けると目を大きくした。
「あれ?麓じゃん。めずらしー。なんでバス乗ってんの?バイクはー?」
やっぱり、バイクで通ってたんだ・・・。
いやそんなことよりシロさん、
このチャらいお兄さんとお友達だったんですね。
だって明らかにこっちに歩いてきてますもんね。
シロさんはその問いかけに一切答えないかわりに私のほうに一瞬視線をよこした。
それを見たお兄さんは「なるほどねー。」と意味ありげにつぶやく。
そして私の隣、空けてもらったあと一人分の席に座り、
にっこりと私に微笑みかけ、手を差し出した。
「オレは菊原 ミコト(きくはら みこと)。好きに呼んで!
よろしくね、きょーちゃん!」
差し出された手を振り払う理由もないので素直に手を差し出したが、一つだけ聞きたい。
なんでみなさん私の名前知ってるんですか・・・?
「あれ?麓じゃん。めずらしー。なんでバス乗ってんの?バイクはー?」
やっぱり、バイクで通ってたんだ・・・。
いやそんなことよりシロさん、
このチャらいお兄さんとお友達だったんですね。
だって明らかにこっちに歩いてきてますもんね。
シロさんはその問いかけに一切答えないかわりに私のほうに一瞬視線をよこした。
それを見たお兄さんは「なるほどねー。」と意味ありげにつぶやく。
そして私の隣、空けてもらったあと一人分の席に座り、
にっこりと私に微笑みかけ、手を差し出した。
「オレは菊原 ミコト(きくはら みこと)。好きに呼んで!
よろしくね、きょーちゃん!」
差し出された手を振り払う理由もないので素直に手を差し出したが、一つだけ聞きたい。
なんでみなさん私の名前知ってるんですか・・・?