拾ってください!
・・・・・・ハイ?




なんか、いろいろ聞こえてきだけど。


何気に爆弾発言してなかった?このお兄さん。



「あの、少しお伺いしてもよろしいでしょうか・・・。」


私そっちのけで話している2人の間をわって、菊原さんに話しかける。


「んー?なんでもおにーさんに聞きなー?」



さっきと変わらない笑顔で私の頭を撫でながら話を促す菊原さん。


あの、表情は完璧なんですけどね、

「勘違いならいいんですけど、オレの言う通りにしてよかった・・・って、もしかして菊原さんが

「うん。そうだよ。

オレが麓にきょーちゃんの家の前でダンボール箱に入ってなって言ったの。」



口の端を吊り上げながら
「まあ、まさかホントにやるとは思ってなかったけどねー。」
とシロさんに聞こえないくらいの声で呟いたこの人は愉快犯決定。



まさかこの人が元凶だったとは思いもしなかった。


というか、元凶を突き止めれるなんて思ってもみなかった。
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