拾ってください!
「成瀬は覚えてないかもしれないが、一ヶ月くらい前に俺、成瀬に助けられたんだ。
ケンカし終わって血塗れになって倒れてた時に成瀬ハンカチくれて。
救急箱も持ってきてくれて手当てしてくれた。
俺、それがすごい嬉しくて。」
話してくれたシロさんの顔がそのときのことを思い出しているのかとても優しい顔をしていた。
・・・うーん。
そう言われれば、そういったことした気がする。
またこれも性格上道に倒れている人を放っておけなくて、
うわー。血塗れー!怖いー!!
てか思いながら涙目で手当てした記憶がある。
・・・おもいっきり関わってるじゃん、私。
相当怖かったからすぐに記憶から消したけどね。
「あの、もしかして私が帰ろうとした時に名前聞いてきましたか?」
瞬間、シロさんの顔がパッと明るくなる。
お、当たりだった!
そう、その人は手当て中終始無言だったのに帰ろうとした時に「名前は?」って一言だけ尋ねてきたのだ。
怖くて怖くて早く家に帰りたくてしょうがなかった私は名前を告げて逃げるように帰った。
そっか、
あれがシロさんだったのか。
それにしても本当にこんな少女マンガみたいなことってあるんだ・・・。
ケンカし終わって血塗れになって倒れてた時に成瀬ハンカチくれて。
救急箱も持ってきてくれて手当てしてくれた。
俺、それがすごい嬉しくて。」
話してくれたシロさんの顔がそのときのことを思い出しているのかとても優しい顔をしていた。
・・・うーん。
そう言われれば、そういったことした気がする。
またこれも性格上道に倒れている人を放っておけなくて、
うわー。血塗れー!怖いー!!
てか思いながら涙目で手当てした記憶がある。
・・・おもいっきり関わってるじゃん、私。
相当怖かったからすぐに記憶から消したけどね。
「あの、もしかして私が帰ろうとした時に名前聞いてきましたか?」
瞬間、シロさんの顔がパッと明るくなる。
お、当たりだった!
そう、その人は手当て中終始無言だったのに帰ろうとした時に「名前は?」って一言だけ尋ねてきたのだ。
怖くて怖くて早く家に帰りたくてしょうがなかった私は名前を告げて逃げるように帰った。
そっか、
あれがシロさんだったのか。
それにしても本当にこんな少女マンガみたいなことってあるんだ・・・。