2通目のラブレター
「龍はそんなんじゃないよ。」
何度そう言っても由香は信じてくれない。
めんどくさかったからもういいよと笑って終わらせた
気づけばいつのまにか休み時間。
「樹莉!!」
……やっぱり来た。
わかっていた、わかっていたけど……
由香が目を光らせてこちらに近づいてくる
「朝はあまり顔見えなかったけどすっごいイケメンじゃない!!」
そう耳打ちしたと思えばさっさと自分の席に戻っていった。
「あれ、一年じゃね?」
「樹莉ちゃんの彼氏かな、かっこいい!」
周りではみんなが騒いでいる。
「龍、かんべんしてくれよ…」
私は呟いた