恋愛LEVEL《おまけ》
−−−−−−−−
久々に千秋と買い物に出掛けた。
車の振動は大丈夫だろうか?…とか考えると自然と安全運転になる。
「奏、運転が優しくなったね♪」
「当たり前だろ!千秋は大事な…」
…ヤベ。
危うく《大事な身体》とか言いそうになった。
はぁ…
早くカミングアウトしてくれよ…
千秋の妊娠を知ってから、やたら妊婦さんや小さい子どもに目がいくようになった。
少子化なんて嘘じゃねぇの?
あちこち子どもだらけじゃん?
あ…あの人、お腹大きいな。
千秋もあんな風になるのか…
チラッと千秋を見て、大きくなったお腹をかかえる姿を想像した。
もう俺は子どもの事しか頭になくなっている。
子ども服売り場が気になるし、
本屋に寄っても名付けの本ばかり見てしまう。
今でこうなんだから、生まれてきたら、狂ったように溺愛しそうだ。