エリートな彼に甘く奪われました
ふぅ、と小さなため息を吐いて彼は言った。

「それで?愛は、どうしたいの?」

私?私は…。
一緒にいたい。

「わ、私は、遼が好きなの…」

彼は優しく微笑んで、

「俺も愛が好きだよ。
……恋人になってくれる?」

私はまたじわりと滲む涙を堪えて、コクリと頷いた。


「やった…。
愛、ありがとう。
俺、大切にする、愛のこと」


彼はそっと顔を近づけると優しく蕩ける様な口づけをくれた。

ああ、夢じゃないかしら…。
そのまま彼に抱き締められる。





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