エリートな彼に甘く奪われました
「安東さん、私、ずっと前からあなたが、好きなの」
「え?」
首都圏の夜景が眼下に拡がるホテルのラウンジ。
私はカクテルと夜景の甘さに酔っていた。
「愛、飲み過ぎだ、ほら、帰るぞ」
彼が私を抱える様に立ち上がらせエレベーターに乗る。
私は彼にもたれ掛かりながらその横顔を見ていた。
タクシーに乗り込み私のマンションに着くと、彼は運転手を待たせて私を部屋まで連れてきた。
「じゃ、俺、行くから」
そう言って立ち去ろうとする彼の首に腕を回して抱き付く。
「好きって、言ったのに、このまま…帰るの?」
「…!お前は酔ってるから、」
彼が困った様に私の腕をふりほどく。
「好きなのよ!昔から!どうしてそんな風に言うの!…帰らないで」
「お、おい!何言って」
「わかってるの!私を好きではないって…!
これきりでもいいから…。お願い…。」
「ごめん、お前は、妹みたいなもんだ。
それは…変わらないよ?」
私はコクりと頷いた。
「ちょっと待ってて」
彼は玄関を出てエレベーターを降りて行った。
しばらくしてからタクシーのエンジン音がして遠ざかっていく。
そして戻って来るなり、私を抱き上げてベッドへ連れて行き、そっと下ろすと覆い被さってきた。
「え?」
首都圏の夜景が眼下に拡がるホテルのラウンジ。
私はカクテルと夜景の甘さに酔っていた。
「愛、飲み過ぎだ、ほら、帰るぞ」
彼が私を抱える様に立ち上がらせエレベーターに乗る。
私は彼にもたれ掛かりながらその横顔を見ていた。
タクシーに乗り込み私のマンションに着くと、彼は運転手を待たせて私を部屋まで連れてきた。
「じゃ、俺、行くから」
そう言って立ち去ろうとする彼の首に腕を回して抱き付く。
「好きって、言ったのに、このまま…帰るの?」
「…!お前は酔ってるから、」
彼が困った様に私の腕をふりほどく。
「好きなのよ!昔から!どうしてそんな風に言うの!…帰らないで」
「お、おい!何言って」
「わかってるの!私を好きではないって…!
これきりでもいいから…。お願い…。」
「ごめん、お前は、妹みたいなもんだ。
それは…変わらないよ?」
私はコクりと頷いた。
「ちょっと待ってて」
彼は玄関を出てエレベーターを降りて行った。
しばらくしてからタクシーのエンジン音がして遠ざかっていく。
そして戻って来るなり、私を抱き上げてベッドへ連れて行き、そっと下ろすと覆い被さってきた。