Sky heart
白い天井と白い壁。
そして白いベット。
まさに、いつか読んだマンガのような展開。
そしてそのマンガにあったように、あたしの顔を覗き込む何個かの顔。
あたしは二次元にでもタイムリープしてしまったのだろうか、なんて、ありえない事が脳裏をよぎった。
そんなバカな考えは、一瞬にして現実へと引き戻されてしまう。
ここは…?
そう、あたしの脳が回転を始める前に、誰かに思いきり抱きしめられた。
驚いて目を見開くのと同時。
「未来ぃ――――ッッ!!!!!!!」
誰かの叫び声。