プラトニック・ラブ
プロローグ
夢がある。
単純で簡単でこれを夢と言ってもいいのか分からない、そんな曖昧で、けれどしっかりとしている〝夢〟があるのだ。
夢とは言わないかもしれない。
別の言葉で表現する方がしっくりくるかもしれない。
けれどあたしはここであえてこの想いを〝夢〟と位置づけてみることにしようと思う。
だってこれは〝夢〟だ。
叶えたい〝夢〟なのだ。
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