プラトニック・ラブ




しばらく笑ったお母さんは、笑うだけ笑って静かになった。


ひーひー苦しそうな声が聞こえてくるけれど。



けれどそこで、最後に真剣な声で一言言った。




「今回は過ぎたことだからしょうがないけど、明日からは何があっても手を出してはダメよ?」




やっぱりきたその言葉。


当たり前の言葉。



ビシっと言われたその言葉に、あたしはダラダラと冷や汗のようなものを垂れ流しながら口篭る。




けれど、




「いいね?」




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