プラトニック・ラブ

向かう場所は





最悪としか言えない。


神様の意地悪め、どうして今日1日だけでもう既に最悪が2回も起こっているんだ…。



ただ今学校近くのお高そうで(実際予想通りでお高すぎる)学生には入れそうにないカフェにいる。



授業中だというのに学校外に出ていいのか不安なのに、コイツは何も気にせずに優雅にコーヒーなんて飲んでいる。



ちなみにあたしの前にはオレンジジュース。


コーヒーなんて、そんな大人な飲み物はお口に合いません。



ところで代金ってやっぱあたしが払わなきゃならないんだろうか…?



実際あたしは学校のことよりも、こっちの方が不安でならない。



「あの…」



優雅にコーヒーを飲むソイツにあたしは恐る恐る話しかける。


いろいろ訊きたいことはあるけれど、最も気になっていたこと。



それは、



「どうしてアナタが…あたしの高校にいたんですか…?」



これ。


繋がりがイマイチ分からない、これ。



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