プラトニック・ラブ
けれどすぐに来る言葉。
「嘘つけ」
「………っ」
あたしが喋れば喋るほど怪しくなってくるような気がする。
だからここは一先ず黙っておこうと思っているのに。
「バラしていいのか?」
脅してきやがった。
最も恐れていたことを言いやがった。
あたしは慌てて叫ぶ。
「ダメ!」
「じゃあ教えろ」
わけ分からん。
どうしてあたしがコイツに隠し事を教えなきゃなんないのか分からん。
けれど黙っているとマジでバラされそう。
そんなとき。
ハっと良いことを思い出した。
このピンチを脱出できる、そして怪しまれにくいだろう答えを。