プラトニック・ラブ
ななな…何で?!
それしか言葉が出てこない。
けれどそんな失礼なことを目の前で言うわけにはいかないから、あたしは込み上げてきたその言葉を必死に飲み込んだ。
「し…失礼しました! こんにちは!!」
あたしは大きく頭を下げる。
ヤバイくらい心臓がバクバク言ってる。
まさかの展開すぎて頭がついていけない。
どうしてこうなった。
全くついて行けそうにない。
「はは。 いきなりすまないね」
あたしの慌てっぷりをみた社長さんは大きく口を開けて笑った。
あたしはそんな社長さんを見て固まる。
まぁ確かにいきなりすぎますよね。
あたしは暫し1人で頷く。
そして思った。
この人は誰だ…?