プラトニック・ラブ



ななな…何で?!



それしか言葉が出てこない。


けれどそんな失礼なことを目の前で言うわけにはいかないから、あたしは込み上げてきたその言葉を必死に飲み込んだ。



「し…失礼しました! こんにちは!!」



あたしは大きく頭を下げる。


ヤバイくらい心臓がバクバク言ってる。



まさかの展開すぎて頭がついていけない。



どうしてこうなった。


全くついて行けそうにない。



「はは。 いきなりすまないね」



あたしの慌てっぷりをみた社長さんは大きく口を開けて笑った。



あたしはそんな社長さんを見て固まる。


まぁ確かにいきなりすぎますよね。



あたしは暫し1人で頷く。



そして思った。



この人は誰だ…?



< 298 / 800 >

この作品をシェア

pagetop