プラトニック・ラブ




一息つかずにもう突入しなくちゃいけない感じなのか。


焦る。


とてつもなく。




初日でいきなり怒られて「クビ」なんて言われてしまったら元も子もない。


あたしは一時休戦することなくこのまま突入することにした。



戦争なんかじゃないけれど、どこか戦争に近いニオイを感じるその場所に突入。



取っ手に手を伸ばす―――が握ることを拒む心。



絶叫する。


心の中で。


片手におぼんさえなかったら床に転げまわって悶絶するかもしれない。



なんてことはないけれど。




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