プラトニック・ラブ
―――――…
「…気持ち悪い」
やっぱりこうなった。
分かっていたけどこうなった。
「うー…」
唸りながらなんとかならないものだろうかと考える。
吐きそう、とまではいかないけど、気持ち悪いことに代わりはない。
熱気がすごい。
モクモクと立ち上る白い湯気のせいで、余計に体が熱くなってくる。
「うぅぅー…」
一先ずここから出なきゃ意味がないと思ったあたしは、今にも溶けそうになりながらダラダラと体を引きずるようにドアへと向かった。
ガラッとドアを開けるとビニール袋の中からバスタオルを取り出す。
体を拭きながら、近くにあった丸椅子に腰掛けた。
み…水が欲しい…。
このままだとマジで倒れると思ったから、あたしは立ち上がるとさっき脱いだ服の場所へ向かう―――…
しかし。