プラトニック・ラブ
「何で?」
何でだと?!
〝女性〟の気持ちは分からないらしい。
分かるのか分からないのかどっちかにしてほしい。
「何でも!!」
「理由は?」
大激怒!!
超最悪!!
こればっかりはさっきのスカートと違って引くことができない。
あたしはフルフルと首を横に振る。
「い…嫌だ嫌だ!! 絶対に無理だってば!!」
そう喚き始めたあたしに、迅は小さくため息をつく。
諦めた…? なんて期待を持った瞬間言われた一言。
「じゃあ裸だ?」
ニッコリと笑う。
あたしには悪魔の笑顔にしか見えなかった。