プラトニック・ラブ
なるべく視界に入れないようにしよう。
「…おやすみなさい」
あたしはそう言うと迅の脇を通り、ベットへと上がる。
そして急いで限界まで向こう側に避難する。
なるべく離れたい。
かなり離れたい。
さっさと向こう側に非難すると、迅に背中を向けるようにして毛布に包まった。
かなりフワフワ。
寝やすそう。
これでいい。
このままなら寝れる。
のに。
「それはねぇんじゃないの」
寝させてくれない。
ギシっとベットが軋む音。
けれどこっちに近寄って来てる気配はない。
く…来んなよ?!