プラトニック・ラブ
「瑠璃は俺と寝るのどう?」
いきなりそう尋ねられた。
ど…どうって、いきなりそんなこと聞かれても…。
視線を泳がせて戸惑うあたしに気づいた迅は、少し質問を変えてきた。
「抱きしめられんの嫌?」
あたしはその質問には即答えるべく、すぐさまフルフルと首を振る。
あたし的には大胆なその行動に顔を赤らめる。
迅はふっと微笑むと、あたしの髪を一房だけとって口付ける。
その行動があまりにも妖艶で、バクバクと心臓が早くなる。
熱が高くなってるのと心臓がバクバクしてるので、体中が熱を帯びる。
「迅…あたしいいこと思いついたよ」
「うん?」
思いついた。
でもその前に。
「迅は…あたしと寝たい…?」
「寝たいよ」
「……ッ!」