プラトニック・ラブ
上からも下からもアッチからもコッチからも言葉攻めされて、あたしは攻め死するかもしれない。
そんな虚しくて悲しい終わり方をするのなんてどう考えたってゴメンだ。
「うん。 手伝う」
そう言って頷く迅を見つめると、あたしは激しく首を左右に振った。
無言で首をブンブン振ってるあたしを風邪で故障したんじゃないかと勘違いした迅は、とりあえず食べきった皿をあたしの手から取るとあたしの頭を下に押し付けて再び毛布の中に戻させた。
いきなりのことに「ぐほ…っ」なんて苦しさに声を漏らす。
「だ…大丈夫だよ?!」
まだ死にたくないし。
まだまだ生きたいし!!
「…なんで?」
顔を毛布から出せば、ジトーっとした目で見つめられた。
あたしは小さく悲鳴を漏らすと再び毛布の中へと潜る。
「だ、って迷惑かけたくないし…」
「平気。 迷惑じゃねぇ」
や…っていうか、あたしの命が…さ。
命の心配。
優先事項。