プラトニック・ラブ
先生はあたし達をビシッと指差すと、
「それが終わるまで帰らせないからな!」
手短にそう言って、バタンっと激しい音をたてながらドアを閉めて出て行った。
あたし達は暫し床に座り込んだままボーっと固まる。
けれど〝ガチャ〟っと鍵の閉まったような音が聞こえた瞬間、覚醒したように立ち上がった。
「ちょ…まッ?!」
「嘘だろ?!」
ガタガタとドアを開けようと試みる。
けれど完全に閉められているから開くわけがない。
う…嘘だ…。
あたし達はゆっくりと顔を見合わせる。
そして笑い声を漏らしながら言う。
「ないよね…」
「有り得ない…」
どこかの小さめな部屋。
6個ほど机が置かれていて、その上にはズラッと紙が並べられている。
…いつかの復讐に違いない。