プラトニック・ラブ
あたしは高校生。
迅は社会人。
それはどうしようもない事実。
あたしの予想だけれど、迅はあたしと自分の年齢差のことを考えているのかもしれない。
あたしも一度は考えた。
考えて考えて悩んだ。
それは迅も一緒なのかもしれない。
あれもこれもそれも。
全部全部あたしだけと思っていたことが、もしかすると同じくらい迅も考えていたんじゃないだろうか。
あたしのことを高校生扱いしないで、なんてそんなことを言うつもりはない。
年齢差を考えないで、とも言う気がない。
言ったところでお互い考えてしまうのは目に見えている。
だから、と考える。