ma Cheri


「あ、シェリ。おはよっす~」


そういってさわやかに快は微笑んだ。

快と恋人同士になるなんてことは天地がひっくり返ってもないと思う。


「おはよ。やっぱ快はないよね。うん…」

「ん~?何言っちゃってんの、君。」

「ううん、なんでもないよ。」


そういって快と二人で教室を目指して歩き出す。快は楽しそうにサッカーの話をしている。


「快、楢山。おはよう」


私と快の目の前に快以上にさわやかに微笑む鍵谷くんがいた。

鍵谷くんと恋人同士…なんか鍵谷くんに失礼だわ。


「おはよう、鍵谷くん。」


私がそういうとふんわりと微笑んでくれた。さすが学園の王子様。

快は王子様っていうよりも人気者でなんかキャプテンって感じ?


「シェリー、おはよう。今日もかわいい!」


朝から元気な玲ちゃんが快を押しのけて登場。

これがいつもの私たち。


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