君と私の特別
中2の夏、確か8月5日だったと思う
毎年近所でやってる夏祭りを
たっくんと他の友達と見に行っていた
その帰り道
友達はみんな家が
逆方向のため途中で別れて
私とたっくんの二人っきりになった
「じゃあね」
家の前にきてたっくんにそう言うと
「ゆう!」
そう引き止められた
「俺と付き合え」
昔っからそう。
優しくて、格好よくて、俺様
告白くらい普通に言ってよ
そう思ったけど、嬉しかった
私も昔からたっくんが好きだったから
「‥うん」
私は恥ずかしくて
俯きながらそう言った