マジで恋する10秒前!?
6秒前 嘘つき
「違うっ!!!―――――・・・へ?」
全身から汗が異常なほど出てて、布団は乱れ
枕に至ってはベッドから落ちていた。
落ちた枕が、今のあたしにとって
凄く悲しく思えた。
―――バンッ!!!!
「おっ・・お嬢様――――――――!!!!ご無事ですかぁぁぁ!!」
「く・・・・黒野!?」
いつものクールな黒野とは全く違う
あたしの叫び声を聞いて慌ててきたんだろう。
「どうかなさいましたか!?怖い夢でも・・・」
「大丈夫だよ....ちょっとビックリしちゃって」
あたしが、そう言うと少し黒野は落ち着いた様子になった。