マジで恋する10秒前!?
ママ・・・
あの頃から・・・毎晩毎晩見るようになった。
“哀しい夢”
真っ暗な闇に覆われて、あたし一人だけ...ぽつんと取り残されるの。
上から聞こえてくる・・・声に、何度も何度も...叫んで返す。
どんどんどんどん・・あたしの心を浸食していく。
―――入ってこないで
――――入ってこないで.....
大切なあたしの心に。
「――――いろ――――ねいろっ――――音彩!!!」
「・・・・っママ!?」
ぱっと目を覚ますと、ママの顔があった。
ママの顔には汗がびっしりとあって...。