マジで恋する10秒前!?

ウソとホント



――ガッシャーーン



「ね・・・いろ・・・・・」


皿やコップや陶器類が落ちる音とママのかすれた声がして慌てて振り向いた。



振り向いた先には、ママが真っ青な顔をしてしゃがみこんでいた。



「・・・これ、ママのだよね?・・・それで、あたしの“病気”について....違う?」



「音彩・・・・ねい・・ろ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・ごめんな・・さい」



「何で・・・謝るの!?謝るって事は....あたしに対して何かやましい事でもあるの!?・・・悲しいよ.......」



ママにぶつけて何とかなるってわけじゃない・・・


それでも・・それでも・・・




気持ちを抑えつけれなかったの.....
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