お年頃恋愛【完】
「吉野、痛かったら言ってね」
「うん」
ゆっくりと入ってくる京。
この間よりも痛さは感じない。
でも‥やっぱり痛い。
「痛ッ」
「大丈夫?」
「ちょっと‥待って」
怖くて自然と力が入ってる身体。
大丈夫、京なんだから。
そう言い聞かせるように大きく深呼吸した。
「うん、大丈夫‥」
「続けるよ?」
「うん‥」
痛かった、痛かった。
痛かったケド、それ以上に京と1つになりたいって気持ちが大きかったから。
京と愛を確認したかったから。