─仮面─偽りの微笑み

「ん………ふっ……ふぅっ…ん……あっ……ん…」



奪うような激しい口づけに、頭がクラクラする。



「んん……ぷはっ……はっ…はっ…」



潤んだ瞳に乱れた呼吸…。



「美麗ちゃん…俺、キミの全てが早く欲しいよ…」



「……っ…///」



修一の掠れた声が、耳元をくすぐり美麗を甘い震えが襲う。



「は…んぁ…」



「ごめん、我慢できない」



美麗を抱き上げた修一は、足早にベッドに向かう。



「しゅ、修一さん!…///」



美麗は慌てて修一にしがみついた。



「嫌なら言って…」



そっとベットにおろし、修一は美麗に覆い被さった。



ちゅっちゅっと、顔中にキスの嵐。



「ふふっ…くすぐったい…」



身をよじるあたしの頬に手を添え、自分の方へ向かせると、じっと見つめて言った。



「好きだ…美麗…」



いつもと違う修一に戸惑い、ドクドクと煩い心臓が聞こえてしまいそうで、美麗は恥ずかしそうに修一を見上げる。
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