─仮面─偽りの微笑み
「修一さ、んっ…ふっ…」
開きかけた唇に、彼の柔らかな唇が重なり、あたしは静かに瞳を閉じた。
その感触を味わうように、柔らかなキスを落とし続ける。
「美麗…」
「ん…ふぁっ………ん……あっ…」
修一の熱い舌先が、ゆっくりと美麗の唇をこじ開けていく。
さっきまでの荒々しいキスとは違い、官能的なとろけるようなソレに、美麗の身体は次第に熱を帯び始めた。
「あんっ…修一さん…」
「可愛い…」
絡まりあった舌が離れると、修一は首筋に顔をうずめた。
「ん…」
"ちくん"と小さな痛みを残しては口付けていく。
甘い刺激に酔いしれて朦朧としていたあたしは、修一さんの手によってあっという間に下着姿にされていた。
「や…はずかし…」
自由になった胸元に修一の視線を感じ、美麗は羞恥に頬を染め、胸元を隠そうと自分を抱き締める。