─仮面─偽りの微笑み

ベッドに繭璃を下ろし、触れるだけの口づけを落とした。



ゆっくりと服を脱がせば、きめ細やかな白い肌が顔を覗かせる。



引き寄せられる様に、思わず白い肌に唇を寄せた。



触れた場所から熱を帯び、小さな身体がピクンと跳ねだす。



「あっ…」



全身を隈無く愛撫してやれば、匂い立ち蜜を滴り俺を誘う。



蝶を誘う花の様に…。



「繭璃…」



囁くように名前を呼び、幾度となく頂に導いてやる。



「あ…っ…はぁ……あ…あ…あぁ…!」



「繭璃…お前は俺のだ…絶対手放さないからな」



虚ろな瞳でこくんと頷く彼女を腕に抱き、脚の間に割入るとゆっくりと一つになった。



「な…つめ…さ…あっ…ん…い…った…やぁーっ!!」



「くっ…力ぬけ繭璃」



「やっ…む…りぃ…」



瞳には涙を浮かべ、愛らしい顔を歪める繭璃。



「やべぇ…」



煽られっぱなしで、今にもぶっ飛びそうだ。
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