─仮面─偽りの微笑み
「お前は今日から俺の女だ…」
「あっのっ…女って…」
「彼女ってことだけど?いいよなっ…つうかもう離さないよ?」
俺はたまらず、華奢な身体を引き寄せ抱き締めた。
「ひゃっ!!」
背中から腰にかけ撫でるように指を這わすと、可愛らしい声をあげビクンと身体を震わせる。
「なっ棗さんっ…あのっ…わたしっ」
その先は言わさない…
俺は甘い香りに狂わされ、怯えて震える小さな唇に唇を重ねた。