─仮面─偽りの微笑み
「…あ、あのっ…わた…わたしを…貰って?…いやぁ…///」
瞳を潤ませ真っ赤になった繭璃が、棗に向かって言った。
「…マジ?」
真っ白な肌に上下真っ赤な下着姿。
「紐パン…いやリボンになってるか…解いていいのか俺が?」
「…はい…プレゼント…何がいいか解らなくて…こんなのでごめんなさい」
泣きだしそうな繭璃に、棗は優しく口づけた。
「最高のプレゼントだ…ありがとう繭璃」
「棗さん…好きです」
「俺も好き…すっげー好き…我慢できねぇ…」
「やべっ興奮する」なんて言いながら、棗はプレゼントのリボンを解いたのだった。
――「喜んだでしょお兄ちゃん?」
「うん…///」
「ま、ベタだけど良かったんじゃない?」
くくっと笑った美麗も、修一に同じプレゼントをしていた事は内緒…。