─仮面─偽りの微笑み

「…あ、あのっ…わた…わたしを…貰って?…いやぁ…///」


瞳を潤ませ真っ赤になった繭璃が、棗に向かって言った。



「…マジ?」



真っ白な肌に上下真っ赤な下着姿。



「紐パン…いやリボンになってるか…解いていいのか俺が?」



「…はい…プレゼント…何がいいか解らなくて…こんなのでごめんなさい」



泣きだしそうな繭璃に、棗は優しく口づけた。



「最高のプレゼントだ…ありがとう繭璃」



「棗さん…好きです」



「俺も好き…すっげー好き…我慢できねぇ…」



「やべっ興奮する」なんて言いながら、棗はプレゼントのリボンを解いたのだった。



――「喜んだでしょお兄ちゃん?」


「うん…///」


「ま、ベタだけど良かったんじゃない?」


くくっと笑った美麗も、修一に同じプレゼントをしていた事は内緒…。
< 268 / 268 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:29

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

**秘密時間**

総文字数/11,801

恋愛(その他)48ページ

表紙を見る
─侵食─悪魔のような男

総文字数/112,170

恋愛(その他)434ページ

表紙を見る
黒い炎

総文字数/59,291

恋愛(純愛)207ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop