─仮面─偽りの微笑み
◇溺れて狂って
俺の頭の中を支配している繭璃。
早く会いたくてたまらない…
こんな事は初めてだ、一人の女にこんなにも執着するなんて。
しかも昨日会ったばかりだとゆうのに。
「はぁーっ」
「なーにため息ついてんだよ…似合わねー」
言いながら修一が隣に座る。
「あの娘の事で頭が一杯…ってとこか?」
「…………」
無言の俺にクスクスと笑い「図星か」と肩を叩いた。