─仮面─偽りの微笑み
「図書館ではお静かに…なんてね…びっくりした?君があまりにも無防備過ぎたから」
「修一さん…しか知らないあたし…って…」
「解った?…でももっと教えてもらおうかな」
ふふっと笑いながら、美麗の頭を撫でる修一。
「えーもっと?!」
美麗は思わず大きな声を出してしまった。
「しーっ!…美麗ちゃんにはこっちの勉強も必要かなぁ…と思ってね♪」
最初からずっーと嬉しそうな修一に、美麗は納得した。
「だからこの席?」
「そっ端っこ…でも声は我慢してね」
そう言うと、修一は美麗を自分の膝の上に乗せた。