─仮面─偽りの微笑み

「ひゃっ…///」



突然の出来事に、美麗は驚いた。



修一の膝の上に座っている…それがとても恥ずかしく、顔を真っ赤にして俯いた。



「あぁもう…駄目だ可愛い過ぎる…」



「へっ?…んっ…あっんっ…」



修一は美麗を抱き締め、俯いた顔を上げさせると唇を塞いだ。



初めてのキスに戸惑い、身体を強ばらせる美麗を修一は愛しく感じていた。



大人びた雰囲気を漂わしている美麗だが、こういう事に関しては情報ばかり耳にするだけで、体験するのは初めてだった。



「美麗ちゃん…キス初めて?」



こくんと頷き「キスだけじゃないよ///」と、顔を赤らめる。
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