─仮面─偽りの微笑み

「でっでもっ…///」



「言わないとお仕置きするよ?」



「おっお仕置き…ですか?酷いことはいや…ですっ」



「なら…言ってみろよ…言えたらご褒美をやるから」



俺は何時もの笑顔でそういった。



「ごっご褒美…ですか?」



「そうだご褒美だ…早く言えよ繭璃」



「えっ…あっあのっ…なっ…なっ…なつ…めさん…」



赤い顔した繭璃が、小さな声で俺の名前を口にした。



「んっ?聞こえねー…ちゃんと言ってみ?」



「なっ…棗…さん…///」



これは俺を煽っているとしか思えないな…



堪らなくなった俺は、チュッと唇に口づけた。
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