─仮面─偽りの微笑み
舌先でコロコロと弄ばれたと思ったら、ちゅっと強く吸われ美麗の身体の芯が疼きだす。
「あっ…はぁっ…しゅう…いちさ…あぁ…」
「美麗ちゃん…感じてるんだね、可愛いよ…もっと味わいたいけど…」
修一は、脱力しぼうっとする美麗の服を整える。
「続きはまたね?」
にっこり微笑む修一に、美麗は「えっ…」と残念そうな顔をした。
「ふふっ、わかりやすいな美麗ちゃんは♪続きしてほしかったら…さっきの質問に答えること!」
(修一さんにはかなわないや…)
美麗は思い切って、修一に"ママに手伝ってもらった"と告げた。
「なんだそんな事?解ってたよ?」
「なっ、なんで?!」
「ユウリさんの味だったからね…それに…」
修一はじっと美麗を見つめると、くしゃっと格好いい顔を歪めた。