Devil:Breaker
「凜、私が要をここへ連れてきた日のこと覚えてる?」
彼女は未莱に使えている。身体は小さい女の子だが何よりも頼りになる右腕的存在。
「はい……確か、悪霊を退治する際、緋月要の魂が肉体から離れ、戻らなくなったと記憶しております」
未莱自身が『Devil Breaker』として活躍していた頃の話。
「そうね。そして彼女の魂を再び肉体に戻す手段が見つかるまで、私は彼女にDevil Breakerの任務を与えた。でも漸く、その手段にたどりつくことができたの」
「……本当でございますか!?」
「ええ、すごく簡単なことだったのよ。彼女自身が『戻りたい』と強く強く念じればいいだけのこと」
「そのことは──要様はご存知なのでしょうか?」
「いいえ、あの子は知らないわ……」
このミッションを成功させる鍵は『私欲』
己の欲望をむきだしにすれば、負ける……
つまりは要の心次第──
彼女は未莱に使えている。身体は小さい女の子だが何よりも頼りになる右腕的存在。
「はい……確か、悪霊を退治する際、緋月要の魂が肉体から離れ、戻らなくなったと記憶しております」
未莱自身が『Devil Breaker』として活躍していた頃の話。
「そうね。そして彼女の魂を再び肉体に戻す手段が見つかるまで、私は彼女にDevil Breakerの任務を与えた。でも漸く、その手段にたどりつくことができたの」
「……本当でございますか!?」
「ええ、すごく簡単なことだったのよ。彼女自身が『戻りたい』と強く強く念じればいいだけのこと」
「そのことは──要様はご存知なのでしょうか?」
「いいえ、あの子は知らないわ……」
このミッションを成功させる鍵は『私欲』
己の欲望をむきだしにすれば、負ける……
つまりは要の心次第──