好きが言えなくて

あたしが素直だったら



キミの横には今でも




あたしがいたのかな…




あたしとキミは



幼なじみ…



近いようで1番遠い存在



キミのことはなんでも


知ってるつもりだった。



キミの好きなタイプとか



嫌いなタイプとか



だからアノ人がキミに




告白してきたとき



あたしはホッとしてた。



だっとアノ人は



キミの嫌いなタイプ



だったから。




でもキミは



アノ人の告白に




はいと言った。



うん、って頷いた




どうして…



あたしはなんでも



キミのこと知ってるつもりだよ？




｢俺、あきらめて新しく向き合うことにしたんだ。｣




そう あたしに



言ってあたしの横を




去っていった…―




キミはなにを



"あきらめる"って言ったの？




前にあたしに



聞いてきた…



｢お前にとって俺ってどんな存在？｣




それにあたしは



"ただの幼なじみ"




とこたえた…―




もしあのとき



"特別な存在"




って言えてたら



今でもキミの横は




あたしだったのかな





彼女がいたって




あきらめない…



それでもキミに




恋をする…―