叶わないと知りながら


一週間が過ぎて、あたしは蓮君と会わないようにしている

蓮君は、あたしの存在を知らないと思う・・・

それでも、避けているあたしが居る





初めて喋った事なんて、蓮君はきっと忘れてる・・・

あのときの、折りたたみの傘・・・
 
まだ、返せないでいてあたしのカバンにいつまでもしまっている





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