One-Diamond †王子様がプロデュース†
私が自信を持てるようになったのは、
ある人に、出会ったからです。
彼は、夜の光と持て囃され
No.1と崇められ
沢山の素敵な女性を虜にする紛れも無い、王子様。
彼は私に言いました。
『いいか?お前が輝けねぇのは、自分が嫌いだからだ。誰も本気で愛せねぇからだ。悔し泣きする前に、俺を愛してみろ、ブス』
私は彼に恋をして
自分も愛すようになりました。
だから
私、桐谷零花は今此処に立っています。
私は"桐谷零花"って堂々と立っています。
そしてもう一つ、
ここに集まって下さった皆さんを裏切るようで
本当に申し訳ありません。
だけど、言わせて下さい。
私は、……私は、
―――――――−−
−………‥‥